仕事をしている父は少し痩せていた。

父は正月に親戚達とはしゃぎすぎて疲れてしまい風邪を引いてしまった1週間程外出出来ないらしい。

十日戎に行かないかと電話をかけると父は「どうした?体調はどうや?」とガラガラ声で話しながら行けそうにないので残念そうな様子だった。母も父の風邪がうつり鼻声であった。

何かおみあげいる〜?と聞くと「千歳あめ買ってきてくれ〜」と言う事だった。

そんな事があってからある日おはぎが食べたくなったので鏡餅で簡単なおはぎを下手なりに作った。そして両親もおはぎが好きなので千歳あめといっしょに実家に行く事にした。スーパーでいきよい良く咲いている赤い切り花も買って。

そして両親は喜んでおはぎを食べてくれた。

父はガリガリと千歳あめを食べて機嫌良く話をしていた。食べ終わると早々に父はズボンの裾直しの仕事をしていた。そんな父を見ていると何かまた痩せたような気がした。

母もおはぎが嬉しかったのかニコニコして食べてくれた。

そろそろ帰るわ。

すると母は帰りにスーパーによらんでええと言って肉やらパンやらかばんいっぱいに持たせてくれた。年金で暮らしているのに申し訳なかったが母はたくさん持たせてくれた。

今月は祖母(父の母)の20数年回忌である。両親と一緒にお参りに行く事を約束した。その時にまたコーヒーでも飲みに行こう!と誘ったら父は喜んで仕事をしていた。母も文句は言わなかった。久しぶりにゆっくりとした時間を両親と過ごせた。

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