私は精神疾患を患った当初精神科に1ヶ月程入院していた頃を時々思い出す。あの頃の私は妄想と現実の世界がごちゃごちゃになっていた。突然泣き出したり長い時間、畳の部屋の縁をグルグル歩いたりしていた。そんな時隣のベッドの患者さんがとても優しかった。私がいつも泣いているとブラシで髪を解いてくれて大丈夫。大丈夫。と声をかけてくれた。私はとても安心な気持ちになったのを思い出す。でもそのおばさんは廊下を踊ったり急に暴れ出して看護師さんとベッドの上でバトルする事もたびたびであった。そんな日は部屋の奥にある監禁室みたいな部屋に落ち着くまで入らされていた。おばさんは泣きながらここから出して、と叫んでいた。私は声のする部屋を心配してのぞいていた。あのおばさんはどうしているんだろうか?あの頃のことを辛いけれど時々思い出す事がある。